入試に関するQ&A
学籍番号 0123456
氏名 山梨 太郎
目次
Q4. 問題文はこれを選んだら有利!といったことがありますか?
Q7. この問題集はどんなふうに受験勉強に役立てればいいの?
山梨学院大学は2000年度より「科目試験」を廃止し、「自己表現文」入試を導入いたしました。Aスタイル入試(推薦)での「面接」は従来通りに行います。
「自己表現文」入試の際には、試験会場に教科書・辞書・参考書の持ち込みも自由といたしました。試験時間90分のなかで3つの短文を読み、そのなかから1つを選択し、それをもとにB4版の白紙の解答用紙の上に「自己表現文」を作成していただきます。
また、試験は3学科共通ですので、志望学科に関わらず、皆さんには同じ試験を受けていただきます。
自分の意思をもち、それを表現することのできる力、すなわち、「自己表現」の力こそ、大学教育を受けるうえでの重要な基礎学力です。
また、就職試験においてもセルフプレゼンテーション(自己紹介文)を書かせる企業が増えてきていますし、職場に入ってからも、自分のアイデアをわかりやすく的確に表現する能力が求められます。21世紀にはそうした能力の育成に努めていきたいと考えています。2000年度より新たに「自己表現文」入試を導入したのは、このような背景があってのことです。
皆さんの「自己表現文」への取り組みは、受験勉強としてだけあるのではなく、大学教育を受けるための大切な準備でもあり、さらには、21世紀において求められる能力の1つを育てていくことでもあるのです。
教科書・辞書・参考書や新聞・雑誌等の切り抜き・関連するホームページを印刷した資料なら何冊でもかまいません。
ただし、電子ブック電子辞書などの電子機器の使用は認められません。
また、この『入試対策問題集』やその練習答案・自筆ノート(ワープロで作成したものも含む)についても持ち込み不可とさせていただきます。
3つの問題文はどれも、高校生の皆さんが日常的に興味や関心をもっていると思われる内容のものばかりです。皆さんはそのなかからどれでも1つ自分が最も自己表現できると思う問題文を選んでくださればよいのです。この学科を志望しているからこの問題文でないといけないとか、どの問題文を選択したかで評価が高くなったり低くなったりするといったことはまったくありません。
けれども、ただ単に「書きやすさ」で問題文を選択するよりは、「このテーマでなら私は自分を一番表現できる」という理由で選択していただいたほうがよいでしょう。非常に数多くの答案のなかで、あなたの「自己表現文」がひときわ光るためには、どのテーマ(問題文)であなたを表現していくかの決定が、重要であることは確かです。
「自己表現文」は、「小論文」のような難しい文章の記述を求めているものではありません。もっと柔軟に広く考えていただければと思います。
『入試対策問題集』の第2部に掲載された過去の合格答案を見ていただければおわかりになると思いますが、文章の構成上の工夫はもちろんのこと、イラストを入れたり、参考書の記述を引用したりして、自分の考えを読み手にわかりやすく紙面に表現するということが「自己表現文」で求められることです。もちろん、イラストが入ると必ず評価が高くなるとか、参考書からの引用がないとダメということではありません。
また一般にかなえられている小論文の形式で「自己表現文」を書かれても結構です。どんな形式をとろうとも重要なことは、問題文をふまえて、読み手にわかりやすく、自己の意見を表現する、ということです。
評価の視点としては、読解力があるか、自己の意見を述べているか、表現方法に工夫が見られるか、論理的な構成か、一般教養の力があるか、などいくつかが挙げられます。
ですが、これらすべてを完璧にクリアーすることが求められているわけではありません。これらはむしろ受験生の皆さんの多彩な「自己表現文」をできるだけプラス評価し、加点していくために設けられた視点と言えます。ですから、あまり堅苦しく考えず、皆さんは、問題文をふまえて、読み手にわかりやすく、自己の意見を表現することを心がけてください。
何より大切なのは、あなた自身を表現することです。
つまりそれは、今までの経験をふまえた問題に対する姿勢、意識、アイデア等が、確かにあなたのものとして私たちに伝わり、それが私たちの心を打つものであるとき、自己表現文の評価は高まります。
『入試対策問題集』を十分に活用していただくためには、以下の方法をおすすめします。
指定された90分の時間内で、辞書や参考書などを活用しながら、第2部に掲載されたかこの入試問題文に挑戦してみてください。その後、過去の合格答案やそれに対する評価を参考にしながら、自分の「自己表現文」をさらにわかりやすいものに修正してみるのもよいでしょう。イラストを入れたり、参考書の図や解説を活用したりした方がよいと思われる場合には、それらを加えてみましょう。
次に、第3部の過去問題文にチャレンジしてみましょう。このときも、まず最初は指定された90分の時間内で取り組みましょう。その後、よりわかりやすくアピール性の高い「自己表現文」に変えていってみてください。
このように過去の問題文に取り組むなかで、自分に合った表現のスタイルを確立していってください。イラストが得意な人はそれを積極的に活用するスタイルに、文章の構成の得意な人は文章を中心とした小論文的なスタイルに磨きをかけていくとよいでしょう。
自分で作成してみた「自己表現文」を第三者に見てもらい、評価してもらうことは大切なことです。自分ではいいと思っていても、読み手にきちんとアピールできているかどうかはわかりません。学校の先生でも、家族の方でも、友人でも誰でも構いません。誰かに皆さんが実際に作成した「自己表現文」を見てもらい、コメントをもらったり、よりわかりやすく独創的なものになるよう、話し合ってみたりすることをおすすめします。
この『入試対策問題集』を十分に活用していただくだけでも、かなりの実力がつくと思います。ですが、さらに「自己表現文」入試のための勉強がしたいという方は、次のような受験対策を行うとよいでしょう。
まず、日頃から本や新聞、雑誌を読む週間を身につけておきましょう。そうすることで皆さんは、自分の意見をもつ力、それを表現する力を育てていくことができます。
また、新聞や雑誌などで見つけたコラムを、「自己表現文」入試の問題文と想定して、実際に「自己表現文」を作成してみるのもよいでしょう。
さらに、辞書や用語事典などを日常的に引く習慣を身につけておくのも大切です。
そうした習慣はきっと緊張する試験会場でも皆さんを助けてくれるものとなるでしょう。